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〖WCCあれこれ〗「済州に酔いしれる」 WCC生態ツアー盛況
会議参加者1000余名、「宝の島、済州」探訪 
2012.09.18 (火) 高恩英 ey7023@jejujapan.com

済州 世界自然保護会議(WCC)参加者たちが10日間にわたる会議の合間に暫しの「休息時間」、済州の美しさを堪能する時間を持った。2012 WCC 組織委員長(委員長イ・ホング)は13日午前7時から午後7時まで WCC参加者を対象に、済州が誇る秘境を紹介する「生態ツアー」プログラムを展開した。

国際自然保全連盟(IUCN)は今回の生態ツアーを「損なわれていない自然を探訪し、環境的に否定的影響の誘発がない、地域住民に社会経済的便宜を提供する観光」と位置づけた。「自然を損なわない範囲で人間の生を営む」との会議のテーマと同じ脈絡である。

火山活動によって作られた済州島は島自体が「火山博物館」と呼ばれるほど、独特な地形的特長を持っている。368個のオルム、160余個の溶岩洞窟が島全域に分布している。特に今回のツアーを通じて、世界自然遺産、生物圏保全地域、世界地質公園などユネスコ三冠王に輝く済州の立地をより一層強固にしたとの評価である。

この日のツアーは、世界各地から訪れた環境専門家など1000余名が参加した中、<世界自然遺産>、<済州のオルム>、<済州だけのコッチャワル>、<済州の仏教>、<済州の民俗>などを巡る22のコースで行われた。美しい自然と共に済州の環境、文化、歴史などを遍く体験できる今回のツアーは、全てのコースで専門解説者が詳細な説明をし、参加者の理解を一層深める手助けをした。

最も関心を受けたコースは漢拏山頂上探訪コースで、他のコース日程より4~5時間余計に所要されるにもかかわらず、一番多い探訪客が参加した。 漢拏山探訪は午前7時にスタートし、ソンパンアク(城板岳)探訪案内所、ペンロッタム(白鹿潭)頂上、観音寺探訪案内所を経由するコースで行われた。

   
▲ 「生態ツアー」漢拏山頂上探訪コースでのヨルダン王女

何よりもバスマ パティマ(Basma Fatima Bin nayef) ヨルダン王女の漢拏山登頂が大きなイシューとなった。パティマ王女は「登り道は勿論たやすくなかったが、あまりの美しさに一歩、一歩、次の光景を見たい一心で歩いた」と語り「遂に頂上に登り目の前に広がった美しい風景を目の辺りにすることが出来、疲れた以上の価値があった」と登頂の所感を述べられた。

済州島の中心部に位置した漢拏山は、火山地形、噴火口湿地、高山湿地、溶岩河川地形などの地形が広がっており、地質学的価値に富んでいる。また、温帯・寒帯・亜高山帯植物などが垂直的に分布しており、生態系の宝庫と評価されている。このような価値が認められ世界生物圏保存地域指定(2002年)、世界自然遺産登載(2007年)、世界地質公園認証(2010年)と、世界で唯一 UNESCO自然科学分野三冠王を達成した済州の最高の名所となった。

萬丈屈、コムンオルム、城山日出峰を観賞できる「世界自然遺産」コースも参加者の熱い関心を集めた。

コムンオルム溶岩洞窟系は約10~30万年前、コムンオルムから噴出した溶岩が済州島の北東海岸まで流れ落ち形成された溶岩洞窟を指す。トータル10ヶ所で、萬丈屈(7400m)、金寧屈(700m)、ベンディ屈(4500m)、先吃(ソンフル)垂直洞窟(100m)、ウッサンジョン屈(2500m)、北オルム屈(200m)、デリム屈(200m)、ダンチョムル洞窟、龍泉洞窟、月汀ナンジミ洞窟(仮称)がある。

コムンオルム溶岩洞窟系のうち唯一一般に公開された萬丈屈は雄大な地下世界を誇る。天然記念物第98号に指定・保護されている萬丈屈は、長さ、大きさ、雄大さで世界的だけではなく、学術的、生態的価値においても注目を集めている所である。又、 萬丈屈には70㎝におよぶ 熔岩の石荀をはじめ溶岩がつくり出した亀の形の亀岩、溶岩の石柱などあり、美しく漂う神秘的な奇岩が見る人々の心を奪っている。

コムンオルム溶岩洞窟系の母体であるコムンオルムは、済州で一番長い溶岩の峡谷を過ぎ、溶岩の陥没区と垂直洞窟、火山弾など火山活動の痕跡がよく残っており、その地質学的価値が高く評価されている。また、アオキやシキミ(樒)の群落などの独特な植生を誇るコムンオルムは、生態系の宝庫である「コッチャワル」により生態学的価値も高く、昔の炭焼き場と旧日本軍の洞窟陣地が至る所に残っており生態及び文化の探訪地としても申し分がない。

城山日出峰は海中で火山が水中爆発して出来たオルムで、「城山日出」は瀛州十景のひとつ、済州10大秘境のうち断じてトップに数えられる。天然記念物第420号に指定されたここは、去る200年世界自然遺産に登載され、済州を紹介するとき決して外すことができない清浄済州のマスコットとしての位置を確立した。壮大な日の出を見るため毎・年末年始に多くの人々が訪れる所でもある。

世界自然遺産コース参加者であるイバイ・フッサン(Ibai HUSSAN)氏は、「済州がこんなに美しい所とは知らなかった」、「このような所で世界自然保護会議を開催したことについて私をはじめ全ての会員が喜んでいる」と語った。スーザン・ケニー(Susan KENNEY)氏は、「きれいな空気と水、土を感じてきた」、済州の風景について「素晴らしい!(Wonderful)」と叫んだ。

一方、この日生態ツアーを終えた「会議」は、14日と15日の二日間IUCN会員総会を開き、十日間にわたる会議の幕を下ろした。


記者: 高恩英 ey7023@jejujapan.com

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